9/30~ ANAの空席待ちは、ダイヤモンド会員が最優先に変更し、JALに追随
上級会員のメリットのひとつは、空席待ちの種別「A」になることですが、このルールが2015年9月30日から変更になります。
端的にまとめると、ANA上級会員 SFC の中に、さらに順位付けをし、ダイヤモンドサービスメンバーを優遇する、というものです。
公式サイトでの発表はこちら↓
・空港での空席待ちについて|空港・機内で[国内線]|ANA
2015年9月29日までの種別
種別A ダイヤモンド・プラチナ・ブロンズサービスメンバー
スーパーフライヤーズカード会員
スターアライアンスゴールド・シルバーメンバー
種別S プレミアクラス空席待ち
種別B 普通席(一般席)空席待ち
種別C その他(シニア空割・スカイメイト割引)
2015年9月30日からの種別
種別S ダイヤモンドサービスメンバー
種別A プラチナ・ブロンズサービスメンバー
スーパーフライヤーズカード会員
スターアライアンスゴールド・シルバーメンバー
種別B プレミアクラス・普通席(一般席)空席待ち
種別C その他(シニア空割・スカイメイト割引)
空席待ち種別の変更点について
つまり、A→S→B→C が S→A→B→C になります。
これまでは、ANA上級会員 SFCであれば、空席待ちを取ってしまえば、まず搭乗できる可能性が極めて高かったかと思いますが、今後はダイヤモンド会員の動向次第でどうなるか、注目です。
羽田-伊丹便などのビジネス路線でそれが顕著になるかとは思います。
上級会員のインフレ問題
説明するまでもありませんが、ダイヤモンドサービスメンバーは、ANAの最上級スタータスで、単年更新になります。
一方、ANA スーパーフライヤーズカード(SFC)は、一度資格を得てしまえば、カード年会費さえ支払っていれば、永久に資格を得ることができます。
つまり、1年間修行をすればいいわけですから、数はどんどん増えていくわけです。
この上級会員のインフレ問題は、近年問題になっていて、特定の人しか利用できないサービスのはずが、数が増えてしまうことで、そのサービスの質が維持できない、というジレンマに陥っていました。
なので、このような上級会員の中での差別化はある意味当然の流れなのかもしれません。
JALはすでに対応済み
JALの場合は、同様のJGC 上級会員内での差別化をすでに行っています。
種別S JMBダイヤモンド、JGCプレミア、oneworldエメラルド
種別A JGCグローバルクラブ、JMBサファイヤ、JMBクリスタル
oneworldサファイヤ、oneworldルビー
種別B 一般客
JALは、優先搭乗の対象拡大なども行っているので、JAL/ANA両者とも、この問題には苦慮をしていることが伺えますね。
ANA修行の今後の対策について
基本的に単年修行、ANA SFC維持が目的で、ダイヤモンド会員を毎年維持・継続するだけの予算も時間もないので、方針は変わらずです。
ただ、今後も上級会員の差別化はより鮮明になっていくと思うし、ANA修行のハードルもあがっていくと思うので、早めに解脱して、ひと安心したいところですね。
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